ほこみち指定目指し社会実験/飲食店など14店チョコ菓子など販売/蒲郡
2025/02/03
市内の飲食店などがテントを並べた歩道(蒲郡市港町で)
歩道のにぎわい作りに向けて、蒲郡市港町のJR蒲郡駅南の歩道で2日、「VALENTINE FEST(バレンタインフェス)」が開かれた。市の社会実験の一環で、市内の飲食店など14店がテントを並べ、バレンタインにちなんだチョコレート菓子や飲み物などを販売した。
市民グループ「GamaCome」(ガマカム)が企画運営を担った。あいにくの雨でステージイベントは中止したが、道行く人たちはテントを巡り、買い物や店主との会話を楽しんでいた。
市は蒲郡駅から竹島に至る東港地区の開発を進めている。中でも駅から海辺にかけて、歩いて楽しめる動線作りの可能性を探っており、国の制度「歩行者利便増進道路」(通称ほこみち)制定を目指して、民間業者によるイベント開催を促している。
市みなとみらい課の権田吉宏課長補佐は「歩道がにぎわう街の風景が、日常的になることを目指している。民間業者が主体的に活動できる場をつくりたい。さらに人の輪が広がっていってほしい」と期待を込めた。