大型事業めじろ押し

豊川市25年度当初予算案発表/一般会計は過去最高835億5000万円 「超積極予算」/子育て世代支援策も拡充

2025/02/14

新年度予算の説明で新たな施策に意気込む竹本市長(豊川市役所で)

 豊川市は13日、2025年度当初予算案を発表した。大型事業がめじろ押しとなる関係で「超積極予算」となり、一般会計は前年度から15・4%も増えて過去最高の835億5000万円。東三河で初めて幼稚園入園応援金を創設するなど、引き続き日本一子育てしやすいまちづくりを進める。 

建設工事が進む総合保健センター(豊川市白鳥町で)

竹本市長「人が集うまち実現目指したい」

 歳入源の市税は、前年度比6・2%増の308億9489万円。個人市民税は定額減税額の縮小などで12億3000万円増、法人市民税は堅調な企業業績から1億5000万円増、固定資産税は家族の新増築分の増加から4億円増とした。

 歳出では、大型公共施設の整備事業費が多くを占め、来年3月までに完成する総合保健センター(仮称)に約38億円、本庁舎に約12億円、消防署本署に約11億円、JR愛知御津駅周辺に約4億円、総合体育館改修に約12億円を計上。これら進捗により市債は30億4000万円を見込む。

 新年度も子育て世代への支援策を拡充し、私立幼稚園に入園する子1人あたり3万円を保護者に支給。2026年度から全国的に本格始動する「子ども誰でも通園制度」を試行的に実施する。

 このほか、豊川稲荷の御開帳に備えて表参道や豊川駅自由通路、稲荷公園などの再整備費に2億3763万円を計上。水害対策で内水氾濫情報を追加したハザードマップを作成し全戸配布する。自動運転バスの走行実証実験や、戦後80年の平和祈念式典で豊川高校の生徒による演劇を上演する。

 2期目2年目の市政に挑む竹本幸夫市長は、一般会計額の語呂合わせから「(8)パワフルに(3)みんなで一緒に(55)ゴーゴー大作戦予算」と名付け「職員や市民と力を合わせて、子育てに優しく、人が集うまちの実現を目指したい」と意気込んだ。

2025年度豊川市当初予算案

会  計     予算額        前年比
一般会計  835億5000万円  15・4%増
特別会計  203億5000万円   6・5%増
企業会計  365億6491万円   2・5%増
合  計 1404億6491万円   8・2%増

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