道の駅「もっくる新城」工夫重ねて来客増加
2025/03/22
特大五平餅への入刀を行う永田社長、下江市長ら(手前から)=もっくる新城で
開駅10周年を迎えた新城市八束穂の道の駅「もっくる新城」で21日、記念式典が開催された。国道151号沿いにあり、新東名高速のインターチェンジにも隣接する立地を生かしつつ、工夫を重ねて来客を増やしてきた。下江洋行市長は「奥三河全体の観光振興と活性化につながるよう市がしっかりサポートしていきたい」とあいさつした。
式典では、名物の特大五平餅に下江市長ら参列者がそろって入刀。くじ引き大会や餅つき、菓子まきもあり、大勢の人でにぎわった。
施設を運営する名鉄ミライートの永田昌孝社長は、取材に対し「ありがたいことに評判がよく、売り上げは開業当時に比べ2・5倍になった」とにっこり。「引き続き愛されるよう創意工夫をしていく」と語った。
もっくる新城では、自由にトッピングできる卵かけご飯のモーニング、遠方の道の駅から取り寄せた特産品の販売といった取り組みが、観光客のみならず地元客の増加につながってきた。
現場を任されてきた田原直駅長は、この日も自ら餅をつくなど奮闘。「本当に感無量です。いろいろなことをやって来たけれど、ラッキーも重なってここまで来られた」と10年間を振り返った。