2025年度から豊橋駅南口駅前広場/ノウハウ生かし利用増期待
2025/04/11
豊橋駅南口駅前広場(豊橋市提供)
イベント会場などとして利用される豊橋駅南口駅前広場の運営、管理が2025年度、豊橋市から「豊橋まちなか活性化センター」(TMO、同市花田町)に移った。同社が培ってきたまちづくりのノウハウを生かすことで利用増が期待される。
市とTMOは3月31日に都市利便増進協定を締結した。協定に基づき市有地である同広場の管理運営を4月から任された同社は、市が担っていたときより、ユーザー目線で予約手続き時などに今後柔軟に対応し、利便性を高めて稼働日数を増やそうとしている。
同社の石川拓さんは、南口駅前広場を「使いたい、使って良かったと思ってくれる人を増やしていきたい」と意気込みを語った。
市によると、同広場の23年度の利用実績は58件。週末を中心に112日間で、平日の利用が少ない傾向にあるという。市まちなか活性課の齋藤佳世課長補佐は「日常的にイベントが開催され、まちに人の流れができ、それがまちなかの活性化につながれば」とTMOの手腕に期待を寄せる。
同社は、豊橋商工会議所や市、企業や店舗などが出資する第三セクターの「まちづくり会社」。24年8月に都市再生特別措置法に基づく都市再生推進法人に市内で初めて指定され、公的位置づけが付与された。