「母の日」に向け46万鉢/JAひまわり鉢物部会/豊川
2025/04/25
出荷作業に追われる中田さん(豊川市御津町で)
「母の日」(5月11日)を控え、県内最多の生産量を誇る豊川市のポットカーネーションの出荷が最盛期を迎えている。
JAひまわり鉢物部会では、部会員のうち17人がポットカーネーションを栽培。母の日向けに46万鉢を出荷する見込み。花の特徴は、咲き方がきれいでボリュームがあり、花持ちが良い。JAによると、3月に寒暖差の激しい時期があったが、温度や湿度を調整するなどの対策を施し、良質な状態で出荷を迎えることができたという。
御津町の中田記由さん(27)のハウスでも連日、出荷に追われている。栽培面積は60アール。品種は、定番の赤やピンクの単色のほか、白とピンクのグラデーションなど約20品種で、5号鉢を中心に計6万鉢の出荷を予定している。出荷作業は4月中旬から開始し、その日出荷予定の鉢に保護フィルムをかけて出荷する。出荷先は、中部地区、関西地区の市場。
中田さんは「母の日に喜んでもらえるものを育てていることに誇りを感じる」と話し、「日に当たるところに置き、水やりを忘れず、長く楽しんでもらいたい」と話した。