鳳来寺小5年が四谷千枚田で田植え

自分たちで育てていこうという気持ちに/2日前に田の土ならす「代かき」作業も

2025/05/16

田植えする児童ら(新城市四谷の千枚田で)

 新城市立鳳来寺小学校の5年生6人が15日、校区内にある四谷千枚田で田植えを行った。

 児童らは、鞍掛山麓千枚田保存会長の小山舜二さんから、田植えのやり方の説明を受け、お米の大切さの話を聞いた後、五月晴れの青空の下、大小2枚約100平方メートルの田んぼにミネアサヒの苗を植えた。

 児童らは2日前に、田の土をならす「代(しろ)かき」作業をしており、迷うことなく素足で田んぼに入り、泥の感触を確かめながら田植えをした。田んぼには、児童らが植えた苗がきれいに並んだ。

 家でも田植えをするという中尾美乃里さんは「みんなでやれて田植えは楽しい。ここの泥はサラサラした感じがする」と話した。初めて田植えをした原田和(なごむ)さんは「予想以上に楽しかった。泥も気持ちよかった」と笑顔だった。担任の二橋由雄教諭は「代かきの時、なかなか田んぼに入れない子もいたが、きょうはみんな平気で入れた。しっかり田植えができ、自分たちで育てていこうという気持ちになれたと思う」と話した。

 小山さんの指導を受けての田植えは、同校統合前の旧連谷小学校の時から30年近く続いている。今後は、観察、草取りなどをし、稲刈り、脱穀などの作業を体験し、五平餅やおにぎりなどにして味わうという。

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