豊鉄バス「レイクタウン線」の運行を担当
2025/05/16
運転席に座る鈴木さん(豊橋市植田町で)
豊鉄バス(豊橋市、岩ケ谷光晴社長)は、初の外国籍路線バス運転士となる鈴木美恵さん(45)が16日から単独乗務デビューすると発表した。鈴木さんは当面、豊橋鉄道渥美線大清水駅とレイクヒルズなどを結ぶ「レイクタウン線」平日便の運行を担当する。
鈴木さんは、中国河北省出身。2015年に日本人男性と結婚して来日。食品工場勤務などを経て、24年10月、豊鉄バスに入社。11月に大型二種免許を取得し、座学や空車教習、指導教官と共に乗る実車教習を続けてきた。
日本人の優しさやおもてなしに感動し、自分もサービス業に就きたかったという鈴木さん。「無事故無違反の安全輸送を心がけ、お客さまに優しく、信頼される運転士になりたい」と意気込みを語った。
鈴木さんは毎週、市国際交流協会で日本語を勉強している。今後は、市の人材育成研修応援補助金を活用し、外国籍従業員向け日本語ビジネス研修を受講する予定。