蒲郡/市民体育センターに10台目を設置/ホンダカーズ愛知南が寄贈
2025/06/05
「ちょっと集合」と名付けられたコルク製のベンチアート=蒲郡市民体育センターで
蒲郡市内に独創的なベンチを置いていく「ベンチアートプロジェクト」で、10台目となる作品が完成し、市民体育センターに設置された。
地元の自動車販売「ホンダカーズ愛知南」が市に寄贈した。「今日の作戦を考え、勝敗の反省をし、明日への希望を語る場に」との願いから、「ちょっと集合」と名付けた。
ベンチの素材はコルクで半円状。正面に、市内のスポーツ少年団が取り組むサッカーやバドミントンなど、9競技のイラストがあしらわれている。除幕式に参加した少年団の17人が、イラストのシールを貼り付けた。
設置場所はこれまで海辺がメインだったが、初めて街なかに置かれた。蒲郡ベンチアートプロジェクト委員会の小池高弘会長は「市街地に展開していく先駆けになれば」と期待を寄せる。
プロジェクトは2021年、蒲郡商工会議所の主導で始まった。芸術家や著名人にベンチの制作を依頼し、海の眺めから得た着想を形にしてもらう試みで、これまで9台のベンチを設置した。公式ホームページ(gamagori-bench.art)がこのほど刷新され、各作品へのコメントが投稿できるようになった。