今シーズン初産卵確認

表浜海岸のアカウミガメ/過去20年間平均で1週間遅く/豊橋市発表

2025/06/06

砂浜に掘った穴に産み落とされたアカウミガメの卵(豊橋市提供)

 豊橋市は、同市小松原町の表浜海岸で本年度初めてアカウミガメの上陸と産卵を確認したと4日、発表した。過去20年間の平均と比べると1週間ほど遅いという。

 市から委嘱された実態調査員の折原麻子さんが、同日早朝にウミガメが砂浜に上陸した痕跡を見つけた。跡をたどった先を掘ると、105個の卵が産み落とされていた。ただし場所が波打ち際に近かったため、波で流されないよう陸地側に移し替えたという。

 市によると、2005年度からの初上陸と初産卵の平均時期は、それぞれ5月24日と同28日。

 市は10月ごろまで、ウミガメが産卵のために上陸する夜間の海岸利用を控えるよう呼びかけている。自動車のライトで海岸を照らすなどの行為によって、驚いたウミガメが産卵せず海に帰ってしまう恐れがある。同海岸には日本語と英語で表記した注意喚起のための看板が設置されているという。

 太平洋を望む同海岸は、アカウミガメの産卵地として知られている。

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