日本の伝統衣装を体験して学ぶ

藤ノ花女子高で十二単講座

2025/06/18

着付けでモデルを担当した中村さん㊥(藤ノ花女子高校で)

 日本の伝統衣装である十二単(ひとえ)の着付けを体験する「十二単講座」が17日、豊橋市老松町の私立藤ノ花女子高校で開かれた。普通科の「古典探求」授業の一環で、2年生56人が参加した。

 中村莉奈(れいな)さんが着付けでモデルを担当した。平安時代のカツラをつけて登場し、小林豊子きもの学院の川崎豊鶴さんら講師3人の衣紋者(えもんじゃ)が30分ほどかけて着付けをした。

 生徒らは、小袖と長袴姿から単(ひとえ)や五衣(いつつぎぬ)を重ね、打衣(うちぎぬ)、表着(うわぎ)、裳、唐衣(からぎぬ)をつけて仕上がるまでの様子を興味深く見守った。

 着付けに先立ち、生徒たちは川崎さんらから十二単に関する基礎知識の講話を聞き、装束の特色や歴史などを学んだ。

 中村さんは「和の伝統に興味があってモデルを希望した。美しいが重く、毎日着ているのは大変だろうと思う」と感想を述べた。

 講座は1999年から続く恒例行事。高校では十二単からその時代に生きた女性について考えてもらおうと開いている。

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