市内指折りの危険な通学路「平坂踏切」/豊川市議会でも問題視
2025/06/24
歩道がなく、歩行者にとって危険な平坂踏切(豊川市伊奈町で)
豊川市伊奈町のJR東海道線と県道小坂井御津線が交わる平坂踏切は、市内でも指折りの危険な通学路だ。
この踏切は道幅が狭く、両脇には歩道も設置されないため、歩行者にとっては危険な構造となっている。小坂井中学校の生徒らが徒歩で利用するが、踏切のすぐ東側には雪印メグミルクや日本トレクスといった製造工場があり、反対の西側には名豊道路の小坂井御津インターチェンジもあることからトラックなどの大型車も頻繁に走行する。
子どもたちをはじめとする歩行者の安全確保のため、近隣の町内会や地元選出の県議、市の道路建設課が県の土木事務所に踏切の早期改良工事といった整備を陳情しているが、進展が見られないのが現状。今月の市議会定例会でこの問題を取り上げた松下和司市議は「豊川市としてもしっかりと対応いただくことをお願いしたい」と求めた。