「順調」「やや順調」9割弱

下江市長のマニフェスト取り組み状況/新城

2025/07/01

記者会見した下江市長(新城市役所で)

 新城市の下江洋行市長は6月30日の定例記者会見で、2021年の市長選で掲げたマニフェスト(公約)の取り組み状況報告書を発表した。24年度下期の時点で、デジタル化の推進、買い物支援策の充実など16項目が「順調」、16項目が「ほぼ順調」に進んでいると評価し、全36項目のうち計9割弱を占めた。

 報告書では、例えば買い物支援策について、24年度の移動販売車利用者数が3万7003人だったと紹介。年間2万4000人程度だった21年から大幅な上積みとなった。

 一方で「遅延」と評価したのは、歳出抑制と基金積み増し、後期高齢者のSバス(市営バス)無償化の2項目だった。

 Sバスに関して、下江市長は「無償化以前に、バス停まで距離があって行けないという課題があった。まずはデマンド運行やタクシークーポン付き乗車券発行を進めてきた」と指摘。無償化という目標を修正する可能性も示唆した。

 報告書では総括として、各目標をいつ達成できるかの見通しも提示した。

 このうち10項目は既に達成した「完了」、12項目は「25年度中」、12項目は「26年度以降」と分類した。残る2項目は「達成する見込みがないが、引き続き努力する」と位置付けた。

 下江市長は、再選を目指して今年10月の次期市長選に立候補することを表明している。

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