田原で7年ぶり開催
2025/07/01
サーフィンの世界大会開催を発表した加藤委員長㊧、山下市長(左から2人目)
世界最高峰のプロサーフィンツアーの予選リーグにあたる国際大会「2025 BILLABONG TAHARA PRO(WSL QS6000)」(実行委員会主催)が9月16日~21日、国内屈指のサーフポイント、田原市の大石海岸「ロングビーチ」で開かれる。同市での世界大会は7年ぶり。
実行委員会が6月30日、田原市内で発表した。五十嵐カノア選手らが競うプロツアーのチャンピオンシップツアー(CT)は、ワールドサーフリーグ(WSL)が運営。QS6000はこのCT参戦への予選で、QSの最上位となる。日本での開催は少なく、田原市でも初めて開かれる。
サーフィンは2021年の東京五輪で正式種目となり、国内でも注目度が高まっている。田原市のロングビーチは来年のアジア競技大会のサーフィン会場で、地元の関係者は「サーフタウン田原」を国内外にPRする絶好の機会と捉える。
こうした中で行われる今大会に、日本サーフィン連盟や地元のサーフィン団体、行政などでつくる実行委員会の加藤昌高委員長は「大会を盛り上げ、来年のアジア競技大会につなげたい」と意気込む。山下政良市長も「サーフタウン田原をPRしたい」と期待を寄せ、「おもてなしの心で迎えたい」と話す。
出場者は16日から募集。CTを目指し、ランキングを決めるためのポイントを稼ぐ大会にもなり、日本、アジア、オセアニアの選手を中心に男女総勢200人強の出場者が見込まれる。
田原市内では2018年、国際サーフィン連盟(ISA)の世界大会が実施され、五十嵐選手らも出場、大きな話題になった大会となった。