サーラフィナンシャルサービスが新サービス/リバースモーゲージ「ゆとりあん」取り扱い開始/山下社長と開発担当・生駒さんに聞く
2025/07/06
インタビューに答える山下社長(サーラフィナンシャルサービスで)
サーラフィナンシャルサービス(豊橋市、山下孝社長)がこのほど、自宅を担保に老後の生活資金を融資するリバースモーゲージ「ゆとりあん」の取り扱いを開始した。人口減少と少子高齢化が進む中、地域社会が直面する新たな課題に対応する。山下社長と商品開発を担当した生駒浩司営業企画チームリーダーに聞いた。
リバースモーゲージ「ゆとりあん」は、所有する自宅を担保に融資を受け、存命中は利息のみを支払い、契約者が亡くなった後に不動産の売却などで一括返済する仕組み。自宅を手放さず、住み続けたまま老後資金にゆとりができる安心なローンだ。「資金を活用してリフォームし快適に暮らしたり、ご自宅の建て替えや住み替え、サービス付き高齢者向け住宅への入居資金など、老後の生活を支えることができる。60歳以上の方にお申し込みいただける」と生駒さんは話す。「子どもさんが遠方に居住し、家を住み継ぐ人がいない方が多いことに着目した。サーラグループの住宅会社やリフォーム会社と連携すれば、資金調達から活用までお手伝いできると考えた」と生駒さんは話す。顧客からは「住宅も、車も、リフォームもサーラだったから、亡くなった後もサーラにお世話になりたい」と言われたこともあるという。「地域の方ととことん向き合いたい、そのために開発した商品」と力を込める。山下社長も「ローンを活用することで、老後の生活を一層豊かにできる。今は戸建てがターゲットだが、ゆくゆくはマンションの住み替えなどにも活用していただけると思っている。担当者がお客様に全面的に寄り添い、ちょっと豊かな生活のアドバイスができると素晴らしい」と話し「生まれた時から相続の時まで、家族全員がサーラのファンになっていただければうれしい。これからも地域の皆様の人生をお手伝いしたい」と新たな取り組みに期待を寄せている。