東三河8市町村で新婚さん103組誕生
2025/07/09
新城市役所に置かれた記念撮影用パネル
7の数字が三つ並んだ令和7年7月7日。いかにも縁起が良さそうな、この日を待って結婚するカップルが相次いだ。東三河の自治体では計103組から婚姻届を受理し、通常ペースの10日分を上回った。
各市町村によると、7日に受け付けた婚姻届は、豊橋48件、豊川34件、蒲郡10件、新城4件、田原6件、北設楽郡1件だった。
一方、昨年度1年間の受理件数は、豊橋1402件、豊川745件、蒲郡780件、新城88件、田原119件、北設楽郡8件の計3142件。単純計算すると日に8・6件のペースになる。
新城市役所では7日、届けを済ませた新婚カップルのうち3組が、窓口前に設けられた木製パネルを使って記念撮影。職員がシャッターを切る場面もあった。
同市市民課の筒井博明さんは「仲良さそうな新婚さんの門出を祝うことができ、こちらも温かい気持ちになった」と笑顔で振り返った。
結婚事情をめぐっては、未婚者増加が少子化などの問題の要因になっている。別の市の職員は「今回のような機会に、結婚について前向きに考えてもらえる方が増えるとありがたい」と話した。
窓口担当者らによると、婚姻届はいわゆる「良日」に集中して提出される傾向がある。元日、クリスマス、11月22日(いい夫婦の日)なども人気があるそうだ。