田中克和候補(諸派・新)/「政治の師と仰ぐ前名古屋市長手本に」/妻と結婚し得意の手料理振る舞う
2025/07/15
河村たかし前名古屋市長を「政治の師」と仰ぐという田中候補(名古屋市内で)
「社会的に立場の弱い人のために政治をするべきだ」―。三重県知事選で敗北したのち、民放テレビのメインキャスターとして活躍した村尾信尚・元財務官僚の選挙戦での熱い訴えを大学時代に間近で聞いて好感を持ち、政治に関心を寄せた。ソフトバンクなど数社を勤めて党代表で衆院議員の河村たかし前名古屋市長の市長特別秘書を務めた。
尊敬するのは、もちろん「政治の師」と仰ぐ河村前市長。市民税減税5%を15年間続けた「減税の元祖」だ。しがらみや既存のルール、役所の「常識」にとらわれず、「庶民が何を求めているか」と常に耳を傾けている。村尾さんの「社会弱者」とほぼ共通する政治姿勢が手本になると思い、地方選を含め国政にチャレンジを続けてている。これで3度目の挑戦となる。
一方で、知り合った薬剤師の千奈さんと先月8日、結婚式を挙げた。休日はスーパーをはしごして楽しみ、買った食料品で得意の手料理を振る舞う。妻はつくった料理を弁当に詰めているという。結婚後初の選挙であり、「責任感が増し、これまで以上に死にものぐるいで戦わなければいけない」と腹をくくる。