平和の火を訪ねる旅に出発

戦後80年平和企画『18・LINE』出発式開く/桜丘高校

2025/07/30

平和の塔の前に立つ小林教諭㊨と増田さん(桜丘高校で)

 豊橋市南牛川の桜丘学園桜丘高校(横山貴美校長)は29日、全国18カ所にある「平和の火」を巡る「戦後80年平和企画『18・LINE(イチハチドットライン)』」の出発式を開いた。

 平和の火は、福岡県星野村(現八女市)から分火された広島の原爆の残り火。全国18カ所に分火された一つが桜丘学園。教育機関として全国で唯一、校内の「平和の塔」で1989年からともし続けている。

 参加するのは、企画した学園内の「Love&Peaceさくらがおか実行委員会(平和委員会)」顧問の小林寿来(としき)教諭と普通科2年の増田壮汰さんの2人。8月25日まで18か所を運営する団体を巡る。各団体をつなぎ、連帯して平和宣言「ホシノ=サクラガオカ宣言」を作成し、SNSなどで発信するという。

 この日、校内であった出発式では、小林教諭が「分火された団体として行動に移し、戦後80年の節目に皆と一緒に平和について考えたい」とあいさつした。

 増田さんは「平和について学び、学校や身近な人にしっかり伝えていきたい」と意気込みを語った。

 横山校長は「平和を願う人は多いが、行動を起こす人は少ない。気を付けて行ってきて」と2人を送り出した。

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