豊橋中央高校のPⅤに約200人集まる
2025/08/13
6回、同点に沸くPⅤ会場(豊橋中央高校で)
豊橋市鍵田町の豊橋中央高校第1体育館では11日、市主催で日本大学第三高校(西東京代表)戦のパブリックビューイング(PⅤ)が行われた。親子や若者、年配者ら約200人が集まり、映し出された試合の中継を観戦。スクールカラーの「コスモブルー」の帽子をかぶったり、バルーンスティックをたたいたりして甲子園初勝利を願って応援した。
2点を追う豊橋中央が6回、同点にすると観客のボルテージは一気に上昇。7回の勝ち越しのチャンスには、一球一球息をのんで見守った。
初勝利にあと一歩及ばなかったものの、雨の中、熱戦を繰り広げる選手たちに最後まで声援を送り続け、拍手などで健闘をたたえた。
5回には、高橋大喜地投手が2死1、2塁の踏ん張りどころで「猪木顔」を見せ、打者を抑えると、ひときわ大きな拍手が起こった。
豊橋勢74年ぶりの甲子園出場に沸いた豊橋市。PⅤ会場には長坂尚登市長も訪れ、「多くの人が一丸となって豊橋中央高校を応援できました」と話し、「この1、2週間、甲子園出場は市民の共通の話題となったのはうれしく、私自身も楽しめました」と豊橋中央ナインに感謝の気持ちを込めた。
少年野球チーム「豊川ヤンキース」の小学6年、木下聖理君は「甲子園初勝利を見たくて来ました。惜しくも負けて悔しいけれど、来年も頑張ってほしい」と期待し、「選手たちのようにピンチの時もポジティブでいたい」と語った。
チームメイトの5年、筏津朗大君は「愛知大会の決勝にしびれ、みんなで応援したいと思いました。選手たちのように前向きにプレーしようと思います」と笑顔で話した。