髙橋大喜地/敗因は「自分の力不足」
2025/08/13
髙橋大喜地が気迫あふれる投球を見せた(阪神甲子園球場で)
11日の全国高校野球選手権大会で日大三(西東京)に敗れた豊橋中央のエース髙橋大喜地は、甲子園のマウンドに立ち8回まで1人で投げ切った。122球の熱投だった。幼なじみの松井蓮太朗捕手と呼吸を合わせ、相手の強力打線を被安打4に抑えた。だが、終盤の8回に浴びた主砲の一発で勝利を逃した。
髙橋は「最初は良かったけれど後半に球威を失った。自分の力不足、技術が足りなかった。1点差だが相手の方が上だった。悔しい」と試合を振り返った。
5回2死一、二塁で四番打者の田中諒を迎えた場面では、愛知大会で話題となった「猪木顔」で闘魂全力の投球、見事にピンチを脱した。
初出場で初戦敗退となったが「(監督の)萩本さんを日本一の男にすることはできなかったが、自分たちの楽しむ野球は間違っていなかった。さらに上のステージでも野球を楽しんで、今度は敵なしの投手になりたい」と話した。