のんほいパーク内/視聴覚センターの機能移転/自然史博物館と一体的
2025/08/20
のんほいパーク内に整備される「科学教育の拠点施設」(仮称)の外観イメージ(豊橋市提供)
豊橋市は19日の市議会福祉教育委員会で、市視聴覚教育センター・地下資源館の機能を豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)内に移転し、「科学教育の拠点施設」(仮称)を新たに整備する計画を示した。
市の整備基本計画案によると、パーク内の野外コロシアムとその周辺を計画地とし、想定面積は約3000平方メートル。視聴覚教育センターよりも規模が大きくなったプラネタリウムを投映するドームシアターをはじめ、体験型ワークショップや実験ショーを行える部屋などを備える。隣接する自然史博物館との一体的な科学教育普及活動を想定する。
市は事業費として約38億円を見込む。国の補助金など財源確保に努めるとしている。
2026、27年度に基本・実施設計を行い、施工期間を経て30年度の開館を目指す。新施設の整備事業に合わせて、自然史博物館では鉱物・岩石標本を地下資源館から移管するなど改修工事を実施。視聴覚教育センター・地下資源館は29年度までに閉館する予定。