方法を変え何度も実験

時習館高校の高校生が中学生向け探究道場開く

2025/08/27

高校生の助言を受けながら実験する中学生ら(豊橋市視聴覚教育センターで)

 県立時習館高校(豊橋市富本町)は26日、豊橋市大岩町の市視聴覚教育センターで「探究道場」を開き、東三河の中学校1、2年生12人が参加した。高校生2人が講師となり、実験を伴う探究活動を行った。

 道場では、高校生が「3匹の子豚プロジェクト」と題し、童話「3匹の子豚」に登場するオオカミのように、家を吹き飛ばすほどの風圧を実現できるかを考えた。

 風速や重力、摩擦力などを講義し、中学生は、段ボールやビニール袋、風船、ペットボトルなどを使い、家に見立てた発泡スチロールを吹き飛ばせるか実験した。

 参加した同市牟呂中2年の兵藤央渉(かなる)さんは「学校と違い、方法を変えて何度も実験できるのが楽しかった」と感想を話した。

 探究道場は高校生が企画、運営する。「スーパー・サイエンス・ハイスクール」に指定された時習館高校が行う「東三河STEAM(科学・技術・工学・芸術・数学)教育フォーラム」の一環で、京都市立堀川高校と連携で事業を進める。2月に続き2回目の開催となった。

 6月から準備を重ねたという同校2年の松尾知樹さんは「人に教えるために、自分も理解を深める必要があり、学びがある」と笑顔を見せた。

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