鈴木市長が犠牲者3人に哀悼
2025/08/27
26日の定例会見で土砂災害の犠牲者に哀悼の意を示す鈴木市長(蒲郡市役所で)
蒲郡市竹谷町で昨年発生した土砂災害から27日で1年がたつことについて、鈴木寿明市長は26日の定例会見で「亡くなられた3人の方のご冥福をお祈りする。遺族に寄り添い、通常の生活に戻れるよう支援したい」と述べた。現地では、土砂や倒木など廃棄物の撤去を進めており、11月末までの完了を目指すという。
市によると、現地では先週、土砂を含むがれきの搬出が始まった。災害廃棄物を巡っては、処理施設が限られており、能登半島地震でも広域で処理支援があった。鈴木市長は「復旧に向けて、仮置き場などの確保が課題になる。広域での連携が必要」と話した。
現地では廃棄物の撤去と併せて、崩落斜面で土留めなどの復旧工事が行われている。工期は12月下旬までを見込む。
土砂崩れは昨年8月27日夜に発生。ふもとの住宅に住んでいた家族5人が巻き込まれ、うち3人が死亡した。