詩・画集「小さなアトリエ」出版

詩と絵が深め合う独特の世界/

2025/09/06

新城市在住の原田みつ子さん

 新城市作手清岳在住の原田みつ子さん(76)が、詩・画集「小さなアトリエ」(A5判、125ページ)を自費出版した。

 2022年からSNSで公開している詩と絵画約50編をまとめた。詩と絵が互いに深め合い、独特の世界をつくり上げている。父母の思い出や自身の体験、植物への思いなどを温かく優しい言葉で詩にするとともに、水彩・パステル画、色鉛筆などで絵画として描いている。

 「悲しみは、どんな道に進んでもちゃんと用意されている。それを乗り越えなければ幸せはこない」。心の支えだったという母親の言葉も、切絵とともに載せられている。

 子どもの頃から絵を描くことが好きで、漫画家に憧れていたという。50歳で早期退職するまでの教諭時代には、教職員が作る冊子の表紙や挿絵を描き、三河地方の小学1・2年用生活科補助教材「せいかつかノート」の表紙絵も担当した。退職後も、子ども向け書籍の挿絵などを描いているという。今回次男が出版を提案し、編集も行った。全力で応援した夫の純一さんは「本ができ、本人も満足しているし、そんな姿を見るのはうれしい」と笑顔で話した。原田さんは「主人と息子の後押しがあってできたこと」と感謝する。

 ネット書店「アマゾン」で、「小さなアトリエ みつ子」で検索すると注文できる。ペーパーバックは税込み1650円(送料別)。電子書籍でも購入できる。

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