豊川市内の市田町など6町で一時停電/東海道新幹線など一時運転見合わせ
2025/09/06
県東部に雨雲がかかったレーダー画像(5日午前11時半、名古屋地方気象台資料より)
台風15号は5日午前から昼過ぎにかけて県内に最接近し、大雨により東三河でも交通網などのインフラに影響が出た。
東海道新幹線は三河安城~豊橋の区間で1時間あたり70ミリの激しい雨を観測し、午前10時半ごろから運転を見合わせた。約1時間後に運転を再開したが、その午後0時半ごろに浜松~静岡で規制値を超える雨が降り、再び豊橋~東京の下り線で運転を見合わせた。
JR東海道線の豊橋~岡崎、飯田線の新城~駒ヶ根、名鉄名古屋本線の国府~新安城、名鉄蒲郡線の蒲郡~吉良吉田でも、いずれも大雨のため一時運転を見合わせた。
また、豊川市では市田町、大崎町、野口町、萩町、平尾町、八幡町の一部で午前11時19分ごろに停電が発生したが、2時間半後に復旧した。市田町の赤塚山公園ぎょぎょランドも閉館した。中部電力パワーグリッドによると、鳥の巣が風雨で配電設備に接触したという。
特に西三河地方では非常に激しい雨が降り、大府では9月の観測史上最大となる138ミリの24時間降水量を観測。岡崎市や安城市などで道路が冠水するなどの被害が多発している。