豊川市で森林環境贈与税増加傾向

間伐などハード&ソフト事業に活用

2025/09/07

森林環境贈与税を活用して修繕されたもくもくハウス(音羽運動公園で)

 市町村による森林整備の財源として、国から私有林・人工林面積や林業就業者数、人口を基準に案分して交付されている森林環境贈与税。各自治体で間伐などのハード事業や木質化といったソフト事業に活用されている。

 豊川市では初年度の2019年度に約1109万円が交付されて以降、年々増加傾向にあり、昨年度は約3687万円で、収入合計は約1億5000万円となっている。

 これまでに市は、現地調査や所有者への山林活用の意向調査、事業箇所を明確にするための境界の測量や選木調査をしたうえで、22、23年度に上長山町で5・1ヘクタール、24年度に萩町で5・5ヘクタールの人工林の間伐を行った。

 また、ごみの減量を推進する木製家庭用生ごみ処理機購入費補助や、中学校の木製げた箱の導入にも活用。木材利用の普及啓発も込めて、市職員が着用する木製の名札ケースの作成、保育園の腰壁やこざかい葵風館の遊戯室・集会室の床の木質化、赤塚山公園アニアニまあるの小動物園舎の木造建設、音羽運動公園のもくもくハウスや宮路山展望休憩室の手すりや床の修繕などにも充てられている。

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