警察庁が注意喚起「利用停止などの対策を」
2025/09/09
注意喚起のチラシ(警察庁SNSより)
「+1」や「+44」など海外の国番号から始まる国際電話番号を利用し、現金をだまし取る特殊詐欺の被害が相次いでいるとして、警察庁はこのほど、交流サイト(SNS)などで注意喚起した。高齢者や20~30代の被害も増えており、国際電話番号からの着信が不要なら、国際電話の利用停止の手続きをするように勧めている。
電話番号の先頭についている「+」以降の数字は国番号・国コードと呼ばれ、「+81」は日本の国番号。
それ以外の国番号で電話がかかってきた場合は海外からの国際電話と判別できる。
同庁によると、特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約7割が国際電話番号だった。警察官を装って電話に出た人を慌てさせる手口の「ニセ警察詐欺」も、国際電話番号が使われているという。
国際電話の利用停止は、国際電話不取扱受付センター=電話0120(210)364=で申し込める。ウェブサイトからも可能。
20~30歳代は携帯電話・スマートフォンにかかっていた詐欺電話で被害に遭っているという。不審な番号からの着信は無視することや、留守番電話機能を使って、残されたメッセージを聞いて相手が判明してからかけ直すなどの対応を呼びかけた。