地元企業訪問「オープンファクトリー」
豊川工場見学と社員食堂ランチ体験
2025/09/09
第2工場で製造するモールディングなどを説明
国内外に拠点を持つアイシンシロキ(アイシングループ、田中俊夫社長)には8月21日、県立豊橋工科高校など生徒6人が訪問した。案内役は豊川工場総務課の伊藤多映子さんを中心に4人の社員が務め、本社に隣接する主要製造拠点の豊川工場を見学した。
冒頭、会議室で会社概要の説明があり、トヨタに限らずさまざまなメーカー・人気車種のドアフレームやウィンドレギュレータ、モールディングなど、自動車の機能部品や外装部品と呼ばれる製品を幅広く手がけていると紹介。工場の敷地は旧・豊橋球場の3・5倍と、生徒たちになじみのある球場に例えて説明した。
その後、第1工場から第3工場まで順に巡り、プレス加工や部品組み立ての現場を間近に見学。全員に貸し出されたイヤホンガイドを通じて伊藤さんの解説が耳元からクリアに聞こえ、見学時は終始スムーズに進行。伊藤さんは「当社の製造工程は、製品がどんどん流れてくるようなライン製造ではないので作業に追われることなく取り組める」と強調した。
見学の締めくくりは社員食堂でのランチ体験。生徒たちは「スペシャルセット」など好みのメニューを選び、社員との交流を楽しみながらボリューム満点の社食を味わった。
参加した豊橋工科高校2年の水口莉玖さんは「工場が大きく、いろいろな機械がありおもしろかった。プレス加工は学校でも見たことがあったが、製品のモールディングに機械でテープを巻き付けて装飾する様子は初めて見た。まるで塗装しているようだった」と感想を語った。