豊橋市動物愛護センター 「あいくる」来月1日オープン
2025/09/09
市動物愛護センター「あいくる」外観(豊橋市中野町で)
10月1日の開所を前に、豊橋市中野町の市保健所・保健センターの隣接地に新築された市動物愛護センターで8日、報道陣向けの内覧会が開かれた。
愛称は「あいくる」と決まった。開所すれば県内で4例目となる。
センターは平屋建てで、延べ面積が997・58平方メートル。大きな切り妻屋根と落ち着いた色調が特徴だ。入り口右は、猫の室内飼いをイメージできる猫モデルルーム。ネーミングライツ(命名権)パートナーに決まった「中央製乳」(市内植田町)提案の「中央製乳キャットルームMilk」の愛称がついた。
入り口左は大きな窓に面した多目的ホールで、犬や猫の飼い方講習会や譲渡会などで使用されるほか、1時間430円で貸し出しも可能だ。ほかに犬猫の譲渡室やトレーニングルーム、地域猫保護室などを備え、「人と動物が共生する住みよいまち」を目指す拠点となる。市が2021年度から総事業費約9・5億円をかけて建設していた。
市は、開所日からセンター公式ホームページをオープンした。
愛称については市内外から744点の応募があった。選ばれた近藤由喜男さん(市内在住)の案で、「愛くるしい瞳の犬と猫、みんなが犬と猫に『会いに来る』、犬と猫に『愛が来る』施設にしたい」という思いが込められている。