田原の伊良湖一帯観光施設・資源など
2025/09/14
登録証を手にする山下市長(左から3人目)と安部港湾局長ら=伊良湖緑地で
国土交通省港湾局は13日、田原市の伊良湖港一帯にある観光施設や観光資源などで構成する「みなとオアシス伊良湖」を、港のにぎわいの拠点となる「みなとオアシス」に登録した。全国で169カ所目となり、県内には他に「みなとオアシスがまごおり」(蒲郡市)など2カ所がある。
みなとオアシスは、「みなと」を核としたまちづくりを促進するために設けられた制度で、各施設で住民参加による地域振興の取り組みが継続的に行われ、地域住民の交流促進や地域の魅力向上につながることが期待される。
みなとオアシス伊良湖は、海上交通の結節点としての役割や観光情報発信、地域産物の販売などの機能を備える伊良湖クリスタルポルトを代表施設に、伊良湖菜の花ガーデン、ナショナルサイクルルート太平洋岸自転車道、恋路ヶ浜などで構成する。
観光、交流、防災の拠点となり、みなとオアシス伊良湖運営協議会がPRや、海産物を使った「Sea級グルメ」の考案、近隣のみなとオアシスとの連携などでにぎわい創出を目指す。
13日は、登録証交付式が伊良湖緑地で開かれ、安部賢国交省港湾局長がみなとオアシス伊良湖の設置者となる田原市の山下政良市長に登録証が手渡された。みなとオアシス伊良湖運営協議会には、のぼり旗が贈られた。
安部港湾局長は「主役は地域の皆さん。継続的に活動してください」とあいさつ。山下市長は「多方面で連携し、伊良湖地域の発展に取り組む」と述べた。