豊橋/来月3日から市内各所で「マケイン」コラボ企画/さらなる盛り上がり期待
2025/09/14
豊橋市役所の広報広聴課前にはマケイン特設コーナーがある
豊橋市を舞台にしたテレビアニメ「負けヒロインが多すぎる!」(マケイン)は放送から1年たっても、その人気が衰える気配はない。10月3日からは市内各所でコラボイベントが始まる予定で、さらなる盛り上がりが期待される。
マケインは同市出身の作家、雨森たきびさんが手がけるライトノベル(ラノベ)で、恋人の座を勝ち取れなかった女子を指す「負けヒロイン」らが繰り広げる「新感覚・はちゃめちゃ敗走系青春ストーリー」。このラノベが原作のアニメが昨年7月から9月まで放送された。
放送を機に、全国から多くのファンが作品中に登場した市内の場所を訪れる現象が起き、地域の盛り上げに一役買っている。マケイン関連の職員お手製のポップなどを掲示する市役所の広報広聴課前も立ち寄りスポットのひとつで、今でも国内外からの来訪者がほぼ毎日いるという。鈴木彩太主査は「たくさんのファンが豊橋を訪れ、楽しんでもらえたら」と話す。
今年4月には、アニメ第2期の制作決定が発表された。放送を待ちわびる声で地元の期待は高まっている。
新たに始まるコラボイベントは3つ。豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)は雨森さん書き下ろしの園内アナウンスを放送するほか、キャラクターのパネルを展示し、売店でグッズを販売する。来園客は園内に設置された二次元コードから園限定のボイスストーリーを視聴できる。
JR東海のキャンペーンでは、東海道新幹線の乗車特典としてJRの制服姿のキャラクターを描いたオリジナルクリアファイルなどを、豊橋駅観光案内所や精文館書店豊橋本店でもらえる。
のんほいパークとJR東海のイベントは、ともに12月25日まで。
市内の施設や店舗でマケインの公式スタンプを集める「豊橋まちあるきスタンプ」(とよはしフィルムコミッション主催)には、新たな店舗が追加される。