あいち伐木競技会/東三河勢で初の入賞者 緊張も「やりがいあった」と喜び/明善フォレストの河合誉士さんも3位
2025/09/17
伐木競技会の様子(県提供)
3回目となった県主催の「あいち伐木競技会」が14日、豊田市内であり、設楽森林組合の篠崎大地さんが総合成績で優秀賞(2位)に食い込んだ。東三河からの入賞は初めて。東栄町に事業所がある明善フォレストの河合誉士さんも、優良賞(3位)を獲得した。
森林組合の代表ら林業従事者15人が出場。伐倒と丸太合わせ輪切りの2種目で、チェーンソーを扱う技術を競った。過去2回の大会では、総合成績の上位3人を西三河勢が独占していた。
2位の篠崎さんは名古屋市出身の43歳。6年前に夫婦で設楽町津具に移住し、林業に携わるようになった。競技会には初出場だった。
地面に立てた丸太を狙った方向に切り倒す伐倒競技では、最初はうまく作れなかった切り込みをなんとか修正。10㍍先の目標に命中させたという。
篠崎さんは「普段は山の中で人に見られることがほとんどない。ギャラリーがたくさん来てくれて緊張したけれど、やりがいがあった」と喜びを語った。練習や本番で他の地域の選手と知り合えたことも、良い刺激になった。
篠崎さんは種目別でもそれぞれ3位の点数を獲得。明善フォレストの河合さんは輪切り競技で1位となった。
総合成績と伐倒競技の最優秀賞(1位)は、豊田森林組合の日比谷巧さんだった。