「敬老の日」長寿を祝う

長坂市長が100歳迎える鈴木正さんを訪問/豊橋

2025/09/17

訪問した長坂市長と鈴木さん㊨(豊橋市内で)

 「敬老の日」の15日、豊橋市の長坂尚登市長が100歳を迎える市内の鈴木正さんを訪問し、長寿を祝った。
 長坂市長は、鈴木さんに「祝詞」と長寿祝金とともに花束などを贈った。「私の祖父と同じ歳。親しみを感じる」と話しかけ、「昭和と共に生きてこられた世代」と述べた。

 鈴木さんは20歳の頃、豊川海軍工廠(こうしょう)で働いていた。「機銃部で兵器の一部を作っていた。海軍工廠は爆撃で短い時間に2500人もの犠牲が出て、壊滅した。多くの友人、知人を失った」と当時を振り返り、「本当に大変な時だった。戦争はあってはならない」と力を込めた。

 詩人の故・丸山薫さんに師事して詩を作った話もしたうえで、「作品を集めて詩集も出版した。詩を通じていろいろな人と巡り合え、良かった」とうれしそうに話した。

 市内で今年度に100歳を迎える人は、9月1日時点で126人。老人週間(15日から21日まで)の間に、市から長寿祝い金のほか、内閣総理大臣から祝状と記念品、市社会福祉協議会からバス・フェイス・ハンドタオルセットが贈られる。

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