10月末まで豊橋駅前エムキャンパスで己書作品展
2025/09/23
壁一面にカラフルな己書が並ぶ
自由な筆致で絵と文字を組み合わせる「己書」(おのれしょ)の作品展「豊橋emCAMPUS EASTin道場生・師範作品展」が22日、豊橋駅前大通のエムキャンパスイースト1階展示スペースで始まった。入場無料、10月31日まで。
参加したのは、東三河に約60人いる師範のうち36人で、色紙36枚を出展した。さらにその道場生によるはがき作品446枚を加え、展示総数は約500点に上った。すでに7月にラグーナ蒲郡で展覧会を開いており、新作を加えエムキャンパスでは初めての開催となった。
作品には、愛らしいパンダやイヌ、ネコの顔、夏の風物詩である花火やビールを題材にしたものなど、多彩なモチーフが並んだ。同じ言葉や絵を題材にしても、描き手によって表情が全く異なり、訪れる人を飽きさせないという。
主催する三河東部師範会の新城和代エリアマネージャーは「己書は枠にとらわれず、描く本人の個性が尊重される。楽しさに加え、承認を満たす点も魅力」と語った。
豊橋で最初の師範となり13年以上、己書の普及に努める森亨師範も「子どもから高齢者まで気軽に楽しめ、東三河での愛好者だけでも現在1800人以上に増えている」と話した。
会期中は豊橋まつりとも重なり、「市民総踊りの休憩の合間などにも立ち寄って、自由で温かな作品の世界を楽しんで」と来場を呼びかけた。