のんほいパークで動物慰霊祭開く/豊橋
2025/09/23
献花する参加者(豊橋総合動植物公園のんほいパークで)
豊橋市の豊橋総合動植物公園のんほいパーク動物慰霊塔の前で21日、この1年間で亡くなった動物を悼み献花する動物慰霊祭が開かれた。動物の好きな人たち約20人とスタッフが参加した。動物代表としてミニチュアホースの「チー」と「ミー」も加わった。
のんほいパークでは、2024年9月1日から今年8月31日までの1年間で、人気者だったメスライオンの「オト」やホンドザルのメス「アミ」など44種178頭が亡くなった。
慰霊碑の前には、亡くなった動物が渡るという「虹の橋」をイメージした七色のキクの花が飾られ、参加者は黙とうした後、花を供えて祈りをささげた。
あいさつした伊藤紀治公園長は、「野生の動物が動物園で天寿を全うするのが幸福かを考えることもある。しかし、獣医師をはじめスタッフの懸命な健康管理や治療で、失われる可能性があった命も救われることにつながり、長生きできたことに感謝する」と述べた。
豊橋市内から訪れた一人は「かわいい姿を見せてくれてありがとうとお礼を言いたい」と話した。
献花に使ったキクは愛知県花き温室園芸組合連合会きく部会が提供した。