愛知県高校野球選手権大会

豊川惜敗で準Ｖ／打線沈黙で無得点

2025/09/28

豊川は準優勝に終わった（小牧球場で）

　70年ぶり優勝は成らなかった―。来春の第98回選抜高校野球大会（センバツ）代表校推薦につながる第78回愛知県高校野球選手権大会は27日、小牧球場で決勝が行われ、豊川が０―２で中京大中京に惜敗した。

　豊川は２回に先制を許した。豊川打線は中京大中京のエース安藤歩叶に抑えられて沈黙。４回に上江洲由誠がチーム初安打を放ち、山本惺己も２安打と出塁したが、主砲の國立和之将は期待に応えられず無得点。最終回にも上江洲の右前打などチャンスを作ったが、三塁を踏むことができなかった。

　決勝を戦った中京大中京と豊川、３位の東邦が出場する秋季東海大会は、10月18日からパロマ瑞穂野球場と刈谷球場で行われ、決勝は同26日に刈谷球場で実施。これらの戦績などは、東海地区センバツ代表校３チームを決める参考データになる。

結果は次の通り。

▼決勝
【小牧球場】
豊川
０００００００００－０
０１００００１０χ－２
中京大中京
（豊）皆川―上江洲（中）安藤―津末

好調の山本惺己が２安打

上江洲由誠が攻守で活躍した（小牧球場で）

長谷川監督「チャンスは十分ある」／上江洲由誠「打ち勝つチームになりたい」

　第78回愛知県高校野球選手権大会。豊川は中京大中京に敗れて準優勝に終わった。長谷川裕記監督は「得点を取れなければ勝てない。走者がいる場面で１本を打てるか。この負けをしっかり受け止めて、東海大会まで残り１カ月間で打撃を修正したい。厳しい日程になるが（センバツ出場）チャンスは十分ある。一戦必勝で勝ち上がりたい」と話した。

　この日、２安打と攻守で活躍した上江洲由誠は「皆川（瑛翔）が頑張っているのに、助けることができなかった。相手投手に押され受け身になってしまった。投手に頼るだけではなく、打撃と守備でもっと自分たちを見直し、東海大会で打ち勝つチームになりたい」と語った。