長屋病院で服部外科部長が特別講座
2025/09/28
解説する服部外科部長(豊橋市八町通で)
豊橋市八町通の医療法人善惠会「長屋病院」(長屋孝美理事長)は27日、同病院1階外来待合スペースで、服部弘太郎外科部長による特別講座「自宅で行える応急手当」を開いた。地域住民や職員などが参加し、会場が満員になった。(原田ひとみ)
服部外科部長はスライドを利用しながら、「成人の心肺蘇生法」と、「よくある病気やけがの対処法」の2つのテーマについて詳しく説明した。
心肺蘇生法については、「反応がなければ助けを呼び、呼吸がない場合はただちに胸骨圧迫(心臓マッサージ)を始めて」と呼びかけ、テンポが最適とされる「うさぎとかめ」や「アンパンマンのマーチ」のリズムに合わせて、人形の胸を両手で「強く速く絶え間なく」押す様子を実演してみせた。
人工呼吸については、「ためらう場合は無理にしなくてよい。胸骨圧迫のほうが大切」と話し、AED(自動体外式除細動器)の使い方についても実物を見せながら説明した。参加者たちは、熱心に耳を傾けていた。