一点一点に書き手の世界観

あすまで「第50回一穂会書展」/豊川・桜ケ丘ミュージアムで

2025/10/11

かな書きの世界を楽しむ来場者(桜ヶ丘ミュージアムで)

 新城市の書家、故村田華穂さんに指導を受けた生徒らによる「第50回一穂会書展」が12日まで、豊川市の桜ケ丘ミュージアム第1第2展示室で開かれている。

 豊橋、豊川、新城の各教室から37人が一人1~2点ずつ出品。会場の中央には、村田さんの遺墨、「満潮」が展示されている。

 出品者らは、古今和歌集や百人一首、現代短歌などから好きな題材を選び、流れるような美しい書体で表現。一点一点に書き手の世界観がかもしだされている。

 出品者は20代から90代までと幅広く、最年少の藤原亜衣さん(24)は百人一首から秋の歌を選んで変体かなで書いた作品を出品。「他の方の作品を見ることはとても勉強になる。今後の自分の作品に生かしていきたい」と話した。

 同会の村井康山代表は「若い人たちも頑張っている。ぜひ足を運んでいただき、作品を楽しんでいただきたい」と来場を呼びかけた。

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