景況感2期連続改善

豊橋商議所7~9月期景気動向調査/わずかながら持ち直し傾向に

2025/10/11

全業種DI値の推移(豊橋商工会議所調べ)

 豊橋商工会議所(神野吾郎会頭)は、7~9月期の景気動向調査の結果をまとめ、10日に発表した。地域の景況感はマイナス圏ながら2期連続で改善し、わずかながら持ち直しの傾向が見られた。

 製造業では、自動車関連を中心に受注減が続き、エネルギー価格や人件費の上昇が利益を圧迫して景況感は悪化。米国の関税措置もあり、先行きは不透明。DI値が23・4ポイントの大幅改善となりプラス圏に浮上した建設業は、民間需要は落ち着いてきたが、官公庁から案件が好調だった。

 卸売業の景況感は悪化したが、小売業では28・5ポイントの大幅改善でプラス圏へ。自動車や事務用品の販売が堅調だったが、食品スーパーからは、競合店の進出や最低賃金アップに伴う人件費増加を懸念する声も聞かれた。

 横ばいの運輸業では、輸送量が「回復傾向」という事業所と「鈍い」事業所の二極化傾向がみられた。サービス業は改善。夏休み時期の飲食店が盛況で、全体的に需要は堅調ながら、諸経費での増加で利益が減少している企業がある。

2025/10/11 のニュース

全業種DI値の推移(豊橋商工会議所調べ)

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

きらり東三河サイト

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP