捜索救助犬のデモンストレーション

蔵子2区町内会が自主防災フェスタ開く/AED講習や消火器訓練、三世代交流も/豊川

2025/10/12

訓練で救助犬㊧に発見され、ひと安心の女の子(野中公園で)

 豊川市蔵子2区町内会の自主防災フェスタが11日、野中公園であり、町民ら約250人を前に初めて捜索救助犬によるデモンストレーションが行われた。

 県内の訓練所の救助犬が所属する「捜索救助犬愛知」から来訪したホタル、エルマ、ヒージーの3頭が、それぞれの訓練士と行方不明者の捜索訓練に臨んだ。3つの木箱の中に隠れた町民を嗅覚だけで見つけ出すと拍手を送られ、遠隔操作や服従訓練でも忠実な姿を見せた。

 東海警察犬訓練所の小林素和所長は、公的機関ではなく民間団体が救助犬を訓練していることを強調しつつ「災害時には欠かせない存在。少しでも救助犬に理解を深めてもらえたら」と期待した。

 この日、町民らは地域ごとでの避難行動から始まり、AED講習や消火器訓練もした。代田中学校の生徒10人が炊き出し訓練を手伝ったほか、老人クラブや子ども会と一体となった三世代で交流するスポーツフェスタもあった。

 木下弘志区長は「コミュニケーションを取りながら地域の連帯感を高める機会になれば」と話していた。

炊き出しを手伝う中学生たち(同)

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