設楽町長選告示 2候補争う

19日投開票/きょう期日前開始

2025/10/15

各候補が有権者へ自らが目指す主張を訴えた

 任期満了に伴う設楽町長選が14日告示され、再選を目指す現職の土屋浩氏(65)と、新人で元町議の原田純子氏(75)がいずれも無所属で立候補を届け出た。それぞれ出発式で支持者らを前に第一声を上げ、5日間の舌戦が始まった。

 投開票は19日で、期日前投票が15日に始まる。原田氏は公職選挙法の規定により、町議について自動失職となった。

 町選挙管理委員会によると、13日時点の選挙人名簿登録者数は3588人(男1755人、女1833人)。

 前回2021年の投票率は73・97%だった。

まいた〝種〟の花咲かす/土屋  浩氏(65)/無所属・現

 いよいよ2期目の挑戦です。町内32区全てを4年間回り、住民の皆さんとの対話で貴重な意見をいただいた。

 設楽ダム事業は調印前を知っている町職員、議員が少なくなった。調印した約束事は必ずやらなくてはならないが、時代に合っているか、将来の維持管理をどうしていくか、これからのテーマだ。

 民間の力と知恵を借りることがこれからは大事。電力会社と協定を結んだ。公共施設で消費した電気の利益の一定部分を、町の課題解決に使っていいことになっている。私立大学と、将来的にはサテライトキャンパスという話もしている。

 今年度はふるさと納税をてこ入れし、半年で昨年度1年間の3倍ある。寄付のお金を起業、事業譲渡・拡大の支援に活用したい。まいた種はたくさんある。花を咲かせ実をならせる。そんな4年間にしたい。(田口で)

心が〝空洞化〟する前に/原田 純子氏(75)/無所属・新

 立候補の動機は、痛みを伴う危機感です。大きなうねりの中で起こっている地方崩壊の危機です。
例えば農業。なぜ農業者が増えないのか。食べていけないから、子供に帰っておいでと言えず、耕作放棄地が増える。

 子供がいなくなれば、保育園、小学校はなくなり地域力は低下する。移住定住施策として、しっかりとした補助をしていきたい。

 土地、人口の空洞化が心の空洞化に至ると、その村を畳むことが視野に入ってきてしまう。あきらめる前に皆さまと頑張ろうと思う。

 農業をはじめとする産業の活性化により、お金と雇用を生み出す。全国にモデルとなるような自治体がある。

 住んでよかったと笑顔になれる町をつくりたい。女性と若者、地元、Iターンの方が応援してくださる。そのエネルギーに乗って前に進んでいきます。(西納庫で)

設楽町長選立候補者の顔ぶれ/届け出順

 土屋  浩(65)
 無所属・現
 元町議会議長、元製材会社代表、愛知高卒、設楽町出身、津具、当選1回

 原田 純子(75)
 無所属・新
 農業、移住促進団体副代表、元町議、早稲田大文中退、設楽町出身、西納庫

2025/10/15 のニュース

各候補が有権者へ自らが目指す主張を訴えた

有料会員募集

今日の誌面

有料会員募集

きらり東三河サイト

高校生のための東三河企業情報サイト

連載コーナー

ピックアップ

Copyright © TONICHI NEWS. All rights reserved.

PAGE TOP