【一日市長】本郷中3年・稲田凌さん/市長の椅子「歴史感じた」
2025/11/12

市長の決裁印を押す体験をする稲田さん㊨と長坂市長(豊橋市役所で)
一日市長に任命された市立本郷中学校3年の稲田凌さん(15)は、市役所東館4階の市長室を訪問。長坂尚登市長から市長がどんな仕事をしているか聞き、市長の大きな椅子の座り心地を確かめたほか、書類に市長の決裁印を押す体験をした。椅子に腰かけた感想を「いろんな人が座った歴史を感じた」と話した。
本が好きで「まちなか図書館」(駅前大通2)をよく利用するという稲田さんに対し、長坂市長は「しっかり本を読んで勉強して、今後の豊橋の力になってくれたら」とエールを送った。
稲田さんは、10月に開所した市動物愛護センター「あいくる」(中野町)も視察した。
豊橋商工会議所では、野球部エースとして夏の甲子園の出場した豊橋中央高校3年の髙橋大喜地さん(18)が、一日会頭を務めた。
商議所の神野吾郎会頭は「豊橋全体が一体となって応援し、活力が沸き上がった。自由で明るいキャラクターにも元気をもらえた。ぜひ一日会頭にという願いが実現した」と歓迎した。
大学に進学して経営学科スポーツマネージメント専攻を考えている髙橋さんは、「(商議所が)何をしている場所かも知らなかった。大学では経済を学びたい」と話した。その後、神野ふ頭町のポートインフォメーションセンター「カモメリア」や三河港などを見学して回った。