「いい風呂の日」温泉盛り上げ

豊根中生徒ら手作りイベント「湯~らんど清流祭」/体験コーナーなどで深まる交流

2025/11/27

入浴剤作りを説明する生徒ら(湯~らんどパルとよねで)

 語呂合わせから「いい(11)風呂(26)の日」とされる26日、豊根村立豊根中学校の生徒らが、村営の日帰り温泉でイベント「湯~らんど清流祭」を開いた。保護者だけでなく一般の入浴客や村民が体験コーナーなどに立ち寄り、ロビーはいつになくにぎわった。

 豊根中の全校生徒10人は総合学習の時間に村の活性化について考えてきた。今年度のテーマは「ほっとよね」で、「心の温かさ」「ほっとできる」といった意味を込めた。

 イベントでは、授業で温めた1人1人のアイデアを生かし、温泉施設「湯~らんどパルとよね」内にブースを出展。温泉成分を再現した粉末を使って固形入浴剤作りを体験してもらったり、食堂のスペースを借りてバンド演奏したりした。

 2年男子の塚本悠輝さんは村内で取れたユズを使い、オリジナルドリンクを提供。「たくさんの人に来てもらって、温泉の良さを知ってもらえるといい」と話した。

 また、生徒らの試みに大人たちも協力。五平餅販売コーナーを出す、音楽演奏の前座を務めるなどして盛り上げに一役買っていた。

 村内から客として訪れた河合昌美さん(42)は、1歳8カ月の長男を連れて各コーナーを巡った。「よそから嫁いできたので、こういう交流の機会があると中学生や地域の人と関われてうれしい」と笑顔を見せた。

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