県内2港目 巨大さに市民ら驚きの声
2025/11/27

蒲郡に初寄港した飛鳥3(蒲郡市浜町で)
今夏に就航した国内最大級のクルーズ船「飛鳥3」が26日、蒲郡市に初めて入港した。県内では名古屋に次いで2港目。豪華客船を一目見ようと、多くの市民が港を訪れた。
飛鳥3は「郵船クルーズ」(神奈川県横浜市)が新造し、7月に就航した。約5万2000総トンで全長230メートル。381室の客室を備え、乗客定員は740人。国内のクルーズ船では初めて液化天然ガス(LNG)燃料を採用した。
蒲郡市では本年度、飛鳥2、にっぽん丸に続き3隻目のクルーズ客船寄港となった。浜町の蒲郡ふ頭11号岸壁で歓迎式典が開かれ、大勢の人たちが出迎えた。
友人と見学に訪れた蒲郡市西浦町の小田美佐子さん(78)は「こんなに大きい船は初めて見た。ビルみたい」と目を見張っていた。
乗船客らは入港後、豊川稲荷や竹島、香嵐渓などへのバスツアーへ向かった。夜に出港し、28日に母港の横浜へ戻るという。