顧客の異変を察知し詐欺防止

東海交通の運転手と豊橋信金支店へ感謝状贈る/豊橋署

2025/11/29

清永署長㊨から表彰を受けた大塚次長と小久保さん、青木社長㊧(豊橋署で)

 詐欺被害を防いだとして、豊橋署は27日、東海交通(豊橋市)と同社タクシー運転手、小久保政幸さん(57)、豊橋信用金庫牛川支店(同市牛川通2)に感謝状を贈った。同署の清永芳弘署長が「目の前にある被害を防いでいただいた。引き続き協力願います」と功労をたたえた。

 ◆乗客を守る

 東海交通の小久保さんは今月2日夜、50代男性をタクシーに乗せた際、携帯電話で話す姿などを不審に感じて署へ通報した。

 男性宅に到着後、通話しながら乗車したため「詐欺じゃないですか」と確認。現金を引き出すためにコンビニへ寄った際、署へ連絡した。男性は架空料金を請求されており、「警察に聞いた方が良いですよ」などと運行中も話しかけ、乗客の財産を守った。

 小久保さんは「夜間にお金を引き出そうとする姿が不自然だった。被害がなくて良かった」と振り返った。同社の運転手は2年前にも、被害を防いで表彰を受けた。

 青木良浩社長は「よく感づいてくれた。地域の交通機関として協力できた」と話した。

 ◆時間かけ説得

 豊橋信金牛川支店は10月30日から今月6日にかけて、投資の勧誘を受けていた60代男性を説得した。犯人の話を信じ込んでいた男性を根気よく説いて、多額の被害を防いだ。

 10月下旬に高額送金を確認したため口座を凍結。男性へ連絡して事情を聞いたところ「お金を貸した」などと内容が二転三転したため、不審に感じて署へ通報した。その後、支店へ招いて詳細な内容を確かめた。

 男性から「損失になってしまう」と何度も出金を求められたが、対応した大塚祥嗣次長(49)は詐欺と確信して粘り強く話しを聞いた。「手口は巧妙で、日ごろからお客さまの様子には気を払っている。今後に起きた際の対応も考えていきたい」と語った。

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