長篠の戦い450年・昭和100年を記念した「鳳来中部文化祭」/初めての開催で地域活性化を図る
2025/12/03

「妙音傳」による迫力ある演奏(新城市立鳳来中学校で)
長篠の戦い450年・昭和100年を記念した「鳳来中部文化祭」が11月30日、新城市立鳳来中学校体育館とその周辺で初めて開かれ、地域住民のほか多くの市民でにぎわった。長篠地区と長篠の戦いに関わる史跡・伝統行事がある乗本地区の両公民館が主催。地域活性化を図るのが狙いだ。
会場の体育館横には、13のキッチンカーが並び、館内では昭和から令和への100年の移り変わりを楽しめるスライドショーが上映された。のぼりまつり奉賛会と乗本万灯など7つの展示・体験ブースも並んだ。ステージでは、大正琴、長篠陣太鼓演奏、キッズダンスなどに続き、地元の若手有志で構成された「妙音傳(みょうおんでん)」が迫力ある演奏を披露した。「英雄・鳥居強右衛門」の紙芝居、長篠合戦10問クイズ王座決定戦もあり、最後に、一般公開前の新作映画「長篠」が上映された。
長篠公民館長の野々村整さん(60)は「天気も良く大勢の人が集まった。多くの方の協力のお陰」と感謝した。乗本公民館長の梶村雅昭さん(63)は「中学生31人など、ボランティアの協力で無事終えることができて良かった」と話した。
鳳来中部自治区では、交流人口を増やす「人交密度NO・1」を目指し、地域活動に参加してポイントを集め買い物券などを当てるマイレージ事業を展開している。ポイントカードを手にした住民も多かった。