11日に運行開始 関連イベントも/5日から乗車受け付け/豊川市
2025/12/03

自動運転の実証実験に臨むいなりんのラッピングバス(豊川市提供)
豊川市は11日から26日までの16日間、初めての自動運転バスの実証実験を行う。運転手不足の対策で、東三河では豊橋市に次いで2番目。豊川市出身の俳優で広報大使の渡辺いっけいさんが「車内音声役」を務め、関連イベントも予定される。
期間中、豊川いなり寿司のキャラ「いなりん」のラッピングを施した小型バスが、最速50キロの速度で運行。乗車人数は1便あたり18人程度で、運賃は無料。イオンモール豊川と豊川駅を結ぶ姫街道や開運通を通るルートで、1日に10便の運行を予定している。途中の豊川体育館前西、市役所前、イオン豊川店の各バス停にも止まる。
車内では、バス停が近づくたびにイオンモール豊川や市役所、豊川稲荷などを紹介する渡辺さんの音声メッセージが流れる。三河弁でアナウンスした渡辺さんは「16日という短い期間ですが、1人でも多くの皆さんにご乗車いただければと思っています。一度、乗ってみりん!」と話している。
5日から専用予約サイトで乗車を受け付け、この日にはイオンモール豊川こもれびコートで午前10時から午後4時までスマートフォンの予約サポートを実施。また、6日の同時間帯にはイオンモール豊川サウスコートで公共交通フェスタが開かれ、自動運転バスの車両や遠隔監視システムの展示、鉄道グッズ販売などがある。