八戸市に事務所持つ新城市のベンチャー企業/青森県東方沖震源の地震で知り合いから続々情報届く
2025/12/10

鉢植えの観葉植物がひっくり返った観葉植物園(青森県八戸市内で、提供)
8日深夜に起きた青森県東方沖を震源とする地震から一夜明けた9日、東三河にも衝撃が走った。震源地に近い八戸市に事務所を構える新城市のベンチャー企業「みかわ元気ものがたり」に続々と県内の被害情報が寄せられている。
被害情報は、この日朝7時ごろから八戸市の友人から「住宅街の幹線道路に亀裂ができた」、「郊外のショッピングセンターに被害が出た模様」、「観葉植物園の鉢植えの観葉植物がことごとくひっくり返った」と写真を添えてSNSで届いている。三沢市の知り合いからは「部屋の家財道具や本が散乱し、食器が割れるなどした」とこれも写真付きで送ってきている。
心配になった鈴木達也社長は事務所が入るビルに電話すると、関係者は「ビルの内装の壁にひびが入り、一部配管で水が漏れている」と話し、対策に困っているようだ。
鈴木社長は昨年1月にドローン事業などを展開させるため、八戸市にサテライトオフィスを開設し、市内に事務所をつくった。5日から9日まで5日間訪れる予定だったが、都合で取りやめていた。
東海地方では南海トラフ地震の発生が予想されるだけに、知らせを聞いて「人ごとではない。困っている人たちには手を差し伸べていきたい」と話した。