豊川市
2025/12/10

出荷作業に追われる西脇好次さん㊧と拓海さん(豊川市御津町で)
全国トップクラスの出荷量を誇る豊川市産「シクラメン」が出荷最盛期を迎えている。
今年は暑い日が続いたため、例年に比べて開花が2週間以上遅れたが、温室内の環境管理や防除など生産者の丁寧な栽培管理により、順調な仕上がりとなった。
出荷は、クリスマスや正月に向けて、今月末まで続く。
JAひまわり鉢物部会の西脇好次さん(54)=御津町=方では、温室5棟に4品種10色を栽培している。西脇さんは9日も午前8時から、息子の拓海さん(31)とともに、赤や白、ピンクや紅白のツートンなど、咲きそろったシクラメンを確認しながら出荷作業に追われた。「豊川市産のシクラメンは、寒さに強く、花持ちも良く、丈夫。冬場は花が少ないので、ぜひ長く楽しんでほしい」と話した。
JAひまわり鉢物部会の生産者は26人で栽培面積は約7ヘクタールに及ぶ。
豊川市産のシクラメンは品質が良く、市場から高い評価を得ている。関東、関西、中部地方を中心に約42万鉢が出荷される見込み。地元の大手量販店でも販売している。