花文字の「けんこう」お目見え

10年目迎える須山の花壇/パンジーやハボタンで描く/新城

2025/12/11

花文字「けんこう」の花壇と夏目会長(新城市海老須山地区で)

 新城市海老須山地区の市道須山線沿いにある住民手作りの花壇に今年も、パンジーやハボタンを植えた花文字「けんこう」がお目見えした。

 今年がちょうど10年目となる花壇は、幅7メートル、奥行き2・5メートル。黄、紫などのパンジー170株で4文字を表現し、花壇を縁取るようにハボタン30株が植えられている。

 集落の須山観音堂では毎年12月第2日曜に須山聖観音大祭が開かれている。今年は14日。花文字「けんこう」は、祭りに来てくれた人やふるさと須山に帰省した人への歓迎の気持ちが込められている。

 地元の集落11戸でつくる明るい農村づくり委員会(夏目保夫会長)が6日、10人で作業を行った。材木を使った枠が古くなってきたこともあり、夏目会長は「花文字花壇をちょうど10年続けたが、これが最後になるかもしれない」と話す。

 委員会は2016年11月から毎年、須山聖観音大祭に合わせ文字を変えて植えている。これまで「おかえり」「ふるさと」「祝れいわ」「迎すやま」「おいでん」「おゆだて」などを描き、祭りに来る人、正月に帰省する人を優しく迎えてきた。

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