市議会一般質問で長坂市長/豊橋市
2025/12/11

新アリーナの建設予定地(豊橋公園で)
多目的屋内施設(新アリーナ)事業について、豊橋市の長坂尚登市長は10日の市議会一般質問で、東三河地域の連携にも活用していく考えを示した。
古池もも議員(とよはしみんなの議会)への答弁で長坂市長は、アリーナの「オープンまでの時間を有効に活用し、豊橋公園周辺地域の人を含め、多くの人の声に耳を傾けながら、住民の福祉の増進、市の発展、東三河の連携に生かしていく」と述べた。
アリーナ事業について、長坂市長は「豊橋のまちづくりで重要な新たな拠点となる。市民利用はもちろん、まちの賑わい創出、交流人口の拡大、地域経済の活性化につなげるため、事業の効果を最大限に生かす必要がある」との認識を示した。
他方で「交通渋滞、駐車場問題などの影響について不安や懸念を感じる人もいる。そのような懸念を払拭するため方策も講じ、安心して過ごしてもらえる環境を整えることも必要」と指摘した。
この答弁に先立ち、角野洋子企画部長はアリーナ整備によって「新たに生み出される人の流れを市の発展はもとより、東三河地域全体への活性化という効果につなげる広域的な視点も重要だ」と述べた。長谷川季之産業部長は「まちなかのにぎわい創出による商業面の効果に加え、まちなかエリアに限らない観光面の効果が期待される」とした。